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【初心者向け】初めての都内月極駐車場の探し方【都内でもスポーツカーを持ちたい】

俺は2020年に初のマイカーとなる86を買ってから、2回ほど都内での引っ越しをしている。
つまりは3回ほど都内で月極駐車場を探し、契約をしているんだ。

これが毎回非常に難航する。
というのもそもそも都内はよほどの金持ちを除いて車と共に生活することをあまり想定していないためか、あまりにも月極駐車場が少ないし、あったとしてもここ車通す気あんのかみたいなクッソ狭い道路に面している等過酷な条件の駐車場ばかり。

それに家探しと違って駐車場はスーモやホームズのような媒体掲載がまるで進んでいなくて、
不動産屋に聞いても出てこないし探し方もネットに詳しく載ってないから超困るんだ。

そこで、俺の実体験をもとに都内の納得できる駐車場の探し方を記載していきたい。

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【結論】自分の足で探す

結論としては自家用車を所有することを想定していない都内においては間違いなく物件は自分で探したほうがよい。そしてその探し方はネットではなくて自分の足で歩いて探すこと。

さっきから書いている通りで駐車場は本当にネットに情報が少ないし、都内の不動産屋さんに聞いてもろくに出てこない。何とか出してもらった物件を契約しようものなら自宅から徒歩8分とかかかる距離とかだと目も当てられない。

ネットで情報は集めつつ、自分の足で見繕う

ってことで、駐車場探しの主な手法としては自分の足で自宅の周辺を散策して、
駐車場募集の看板に片っ端から電話をすることになる。

もちろん並行してネットで情報は集める。

この方法で俺は三度にわたる都内の駐車場探しを乗り越えた。

前提:駐車場付きの物件を契約できればそれがベスト

まず大前提になるんだけど、そもそも駐車場付きの物件を契約しているという方であればこの記事に書いてある小技をこねくり回して云々は一切必要ない。

ので初の愛車を迎えるにあたって駐車場付きの物件に引っ越せる、という人についてはこの記事を読む必要は一切ないので安心してほしい。

都内で単身者用の駐車場付き物件探しは修羅の道

ただし都内はそもそも自家用車の保有を想定している物件が少ない。

というのも徒歩で生活できる都会は街の密度が濃いし、鉄道網も張り巡らされているので全く持って自家用車が生活で必要になる場面がないし、そんなスペースもない。

ファミリー向けのマンションとかでさえ駐車場がない物件のほうが目立つのに、単身者用となればなおさらだ。

あったとしても家賃が相場に対して高額だったり、ほぼ確実に駐車場代は別途で取られたりと経済的な面でも全くメリットはない。

けどそんな都内に住んでようが、エンジンをかけて走りだしてしまえば最高の時間をくれるのがスポーツカーの魅力。そんな相棒を迎えるために俺は駐車場探しで苦労をすることになった。

不動産屋はすべての駐車場情報を持っていない

駐車場探しの難しさって何っていうと、不動産屋はすべての駐車場情報を持っていないからなんだ。

家探しの場合、いわゆる「不動産屋さん」というのは全国の物件情報が載っているシステムにログインすることができるから、どのお店を選んでも持っている物件の情報は同じになる。

もちろん各不動産屋さんごとに自社管理の物件があって、それにお客さんが流れてくれたほうが嬉しいからお店ごとにお客さんに見せる物件の情報は変わることもあるけど、すべての不動産屋さんは同じ情報を見ることができている。

一方で駐車場情報はそういう共通のシステムみたいなのがないから、各不動産屋さんは自分のお店が管理している物件しか情報を持っていない。だから紹介できる物件もお店ごとに違う。

不動産屋さんに管理を任せていない駐車場もある

さらに厄介なことに、駐車場についてはそもそも不動産屋さんに管理を任せていない、いわゆる個人所有の物件もそこそこの数がある。

賃貸物件と違って内見の対応がないし、入居者との日常コミュニケーションとかが圧倒的に少ないから不動産屋さんに管理を任せなくても個人で十分に運用ができてしまうんだ。

候補の駐車場探しが難航する

以上の背景から、何の情報もない状態で不動産屋さんに行ってしまうと地獄を見る。
そもそも営業マンは賃貸物件に比べて利益が少ない駐車場の仲介は全然やりたがってくれないし、
出てくる物件も超少ない。家から徒歩10分くらいの超遠い物件を契約することにもなりかねないんだ。

自分で駐車場を探す方法

ということで俺が不動産屋さんで文字通り門前払いを食らい続けて至ったのは、「自分で家の周り歩いて探すのが一番早いんじゃね?」ということだった。

まず、契約する駐車場に必要な条件をまとめておく。
必要な情報としては

  • 自分の車のサイズ(全幅、全長、車高、最低地上高、車重)
  • 許容できる自宅からの距離(徒歩何分くらいか)
  • 予算(月額利用料)
  • その他条件(監視カメラの有無、地上か地下か等)

あたり。

ちなみに自宅からの距離は最低でも徒歩5分以内、可能なら3分以内をお勧めする。
俺が最初に契約した駐車場は徒歩8分だったんだけど、車に乗りに行くのが億劫になる程度には遠いと感じたから。

グーグルマップで散策範囲をプロット

次に自宅から駐車場までの許容距離を実際に地図に落とす。
俺の場合は自宅から徒歩5分が許容範囲だったので、徒歩5分=約400mということになる。

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

グーグルマップを開いて、自宅の位置を右クリックすると「距離を測定」が表示される。

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

そこから適当なところで左クリックをすると自宅からその点までの直線距離が表示される。

これでおおよそ自宅から徒歩5分がどのあたりまでなのかの目途が付く。

ネットで「(住んでる地域)月極駐車場」で検索

次にネットの月極駐車場検索サービスを使って自宅周辺の駐車場を検索しておく。
後々自宅の周辺を散策するんだけど、外看板が出ていない駐車場の情報は散歩しても拾えない。

特に機械式とか地下駐車場とかの情報は募集看板が出てないことが多いから、
ここで情報を持っておかないと現地確認もできない。

だから最初にネットで検索しておくことで、ネットにしか情報がない駐車場の情報を先に仕入れるのが大事。

もちろんこの時点でよさそうな物件があったらネット経由で問い合わせを入れてみよう。
その場合も後述する現地確認は必ず実施しよう。

自宅周辺を散策して駐車場看板を探す

ここまで情報を集めたら自宅周辺を散策する。
グーグルマップで確認した徒歩5分圏内を歩き回り、駐車場の募集看板を探す。

こんなのが駐車場に掲示されているはず。
これにその駐車場を管理している人・会社の名前と、その電話番号が書いてあると思う。
よさそうな駐車場を見つけたら、そこにその場で電話しよう。

そこで空き状況と、空いていれば空き区画の番号を教えてもらえるからその場で確認する。
たぶんそこで相手に車のサイズを聞かれると思うので、事前にまとめておいたとおり回答する。

マンション付帯の駐車場は意外とねらい目

やってみてわかったんだけど、実はマンション付帯の駐車場であっても契約者をマンション入居者に限らず一般に開放している物件がそこそこの確率である。

マンション付帯の駐車場の場合、セキュリティがついていたり監視カメラがついていたり、運が良ければ機械式の下段や地下など屋根付きの駐車場に巡り合えることもあるので、探してみてほしい。
もし募集しているのであれば駐車場の入り口に募集看板が出ているか、ネット経由での契約となる。

俺も一件目の駐車場はマンション付帯の機械式の下段で、マンション入り口の募集看板を見て電話、契約した。

注意1:平日17時までに駐車場管理者に電話をする

散策・電話は必ず土曜・日曜日以外の17時までにするようにしよう。
なぜなら駐車場を管理している法人の多くは土日やってなくて17時終業だから。

不動産業の場合、火・水が定休日のことが多いから土日でもいいんだけど、
不動産業以外を事業としてやっている会社だと土日は休みのことが多いので、
確実に電話がつながるという意味だと平日の17時までに実施するのが一番良い。

注意2:駐車場までの導線と駐車場内の導線は必ず確認しよう

現地に足を運んでいるのだから、駐車場までの導線や駐車場内の導線は必ず確認しよう。
駐車場の前が大きな幹線道路の場合、交通量が多くて車の出し入れが大変になる。
駐車場内にスペースがない場合は駐車のための転回ができない可能性がある。

せっかく契約した駐車場も駐車しづらい場合は車に乗るのが億劫になってしまうので必ず確認するようにしよう。

試し駐めさせてもらうのがベスト

もし可能であれば、自分の車で試し駐めさせてもらうのがベスト。
実際に駐車してみることで意外と隣の区画との幅が狭いなとか、転回できると思ったけどできないからバックで駐車場に入らないといけないなとか、いろいろなことがわかるはず。

もし自分の車を持ってこれない状況なのだとしたら、友達の車やレンタカー等でもいいのでやってみよう。
目視だけで契約するよりも全然安心感が違う。

ちなみに俺はこれを怠ったせいで駐車場出口の坂が86の最低地上高の低さゆえに超えられないことに気づかず、
駐車場を契約しなおすことになった。

注意3:地面が砂利の駐車場は控えよう

こんなこと言い出すとあれもこれもになるんだけど、個人的に避けたい条件の1つが地面が砂利になっている駐車場。

地面が濡れているときに車を出し入れすると泥水が飛んで車体がかなり汚れるし、
1週間駐車しているだけで風で舞い上がった砂がボディについてやっぱり車が汚れる。

それに下が砂利だとDIYメンテもやりづらいので控えたほうがいいかな、と思っている。

理想の駐車場に出会えるかどうかは運

と、ここまでやってみても自分の理想の駐車場に出会えるかどうかは正直運ゲー。
いいなと思った駐車場も空いていないことが多い。

それくらい都内の駐車場の供給は少ない。

自宅の立地も重要

あとそもそもの話にはなるんだけど、自宅の立地も結構大事だったりする。
というのも都内だと車道の道幅が超狭い住宅密集地が結構多くて、ただでさえ向いてない自家用車の所有にさらに向いていない。

そんなところに住んでいると当然近隣にある駐車場も狭い道幅を乗り越えていかなければいけないので大変だ。
それにスポーツカーはだいたいエンジン音がうるさいので、住宅密集地では夜とか朝に車を出すときに気を遣う。
最悪10円キズとかを付けられかねないので正直避けたい。

から、都内で車を持とうとすると、ある程度住む場所にも気を付けたほうが良い。

みんなの健闘を祈る。

中古車の探し方はこちら

駐車場を探す前の中古車探しについてはこちらにまとめている。

スポーツカーの維持費についてはこちら

スポーツカーのリアルな維持費はこちらにまとめている。

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