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【RX8レビュー】日常に非日常を加えてくれる相棒

RX8情報
RX8情報一軍シリーズ

あまりにも今更だが、俺の愛車は2012年式のRX8である。
もともと2020年から2012年式のZN6型86を3年半ほど乗っており、
2回目の車検を通すかどうかをうっすら考え始めたあたりで長らく思っていたMT車への乗り換えを決意。
「今しか乗れない」と予算のバランス感をテーマに車種を絞った結果RX8に行きついた。

3年半ほど86に乗っていた俺の目線で、RX8はどうなのかということをレビューしたい。
ちなみにエイトを探した時の探し方はこちらにまとめている。

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RX8の特徴

RX8の主な特徴は下記のとおり

  • レブリミット9000回転のNAロータリーエンジン搭載
  • 高い旋回能力
  • 観音開き4ドアのそこそこの実用性

2025年現在最後のロータリーエンジン車

何といっても最大の特徴は現状ロータリーエンジンを搭載した最後の市販車であり、
マツダが長年かけて改良し続けてきた13B型ロータリーエンジンの最終型が心臓部に収まっていること。

エイトのハイパワーエンジンはレブリミット9000回転という高回転エンジンで、86のエンジンがレブリミット7500回転だったということもあり始めてブン回したときは結構回してるつもりでも「あれ、まだ回るの?」といったくらいには超ブン回るエンジンになっている。

NAの13B RENESISエンジン搭載

ちなみにエイトのエンジンはFCやFDと異なりノンターボのNAエンジンなんだ。
友達が乗っているFDにも載せてもらったことがあるけど、4000~5000回転くらいから一気に背中を押し付けられるような加速感みたいなのはエイトにはなく、NA由来の素直に一定のペースで滑らかに回転が上昇していくイメージ。

そして上昇とともに高まるロータリー特有のサウンドが最高。

唯一無二の旋回能力

俺が86からの乗り換えて全く違うなと感じたのが旋回能力。
86は重くて低い重量物がググっと曲がっていくような安定感のある感覚があったのに対し、
エイトはまるでレールにでも乗っているかのように車体全体が自然に曲がっていく感じ。

車重は86の1250㎏に対してエイトは1350㎏とエイトのほうが重くなっているはずなのに、
コーナリングは圧倒的にエイトのほうが軽く感じてしまう。

ただ首都高を流しているだけでも本当に楽しい。「コーナーが楽しい」って言われても全然ピンときてなかったんだけど、この自然なコーナリングは確かに「コーナーが楽しい」。

スポーツカー然としたクーペボディ

わかりやすいロングノーズショートデッキ、車体を低くしたことで生まれる膨らんだフェンダーから一目見てわかるスポーツカー然としたボディが魅力。

エイトのデザインはキャビンが大きく絞り込まれていて、ボディとキャビンが一体になった美しいフォルムが目を引く

夢の4ドアスポーツカー

最大の特徴はなんと言っても観音開き4ドアで、観音開きにすることでドア部分をボディにうまく一体化させることに成功しているんだ。
後部ドアの恩恵は想像以上に大きくて、手荷物を後席に起きやすかったり、後部座席を使うために一々前席シートをスライドさせなくていい。

観音開きドアにしたことでキャビンを長くしなくてよくなって前後重量配分5:5が4ドアでありながら実現できているのは本当に素晴らしい。
後席は乗ってみると想像以上に広くて、しっかり使える広さがある。

テールは丸目4灯

後期型のテールは丸目4灯で、スポーティーな印象。後ろから見た車体が一番好きなアングルだったりする。

RX8の内装使い勝手

運転席はコクピット感抜群

運転席からの眺めはメーターがハンドルの上の穴からしっかり見通せて、中央にタコメーターが来るレイアウト。
左手の自然な位置にシフトノブとサイドブレーキが来るのがドライバーズファースト感ある。

ペダルレイアウトは86に比べるとかなり右に寄っているように感じるけど、座って自然に足を伸ばすとクラッチとブレーキがあるから実はこっちのほうが自然なのかもしれない。

シフトフィールはかっちり目

シフトはガコンガコンとしっかり入る感覚。
ショートストロークで気持ちよく入る。

ドリンクホルダーは実用性皆無

ドリンクホルダーは一応センターシャフトのスペースにある。
2速か4速に入れると肘にヒットするし、エンジンと直結しているから激熱のロータリーエンジンの熱をモロに伝達してしまう。冷たい水があっという間にぬるくなる。というか若干熱いまである。使えない。

ETCはサンバイザー裏

エイトのETCはなぜか運転席側のサンバイザー裏というものすごく変なところについている。

86よりも実用性は圧倒的に高い

86から乗り換えた感想は下記。

  • バンパーや腹下を気にしなくてよくなった
  • 圧倒的な後席の実用性
  • 社外パーツはあんまりない
  • 超気を使ってメンテナンスするようになった

バンパーや腹下を気にしなくてよくなった

86は純正車高だったんだけど、モデリスタのエアロがフロントについていたこともあってフロントの地上高がとにかく低かった。のでバンパー下をそこそこ擦っていた。
一般的なコンビニの段差も超気を付けて入っていたんだけど、エイトに乗り換えてからは一切擦らなくなった。

20㎜~30㎜くらい下げてもまだフロントの車高は86のほうが低い気がする。

圧倒的な後席の実用性

86の後席は前席に足が固定されてしまうし、頭頂部のすぐ上がリアガラスになっていたから夏場の後席は後頭部を焼かれる拷問を受けていたに等しい。

一方エイトは繰り返しになるけど本当に後席が広い。ある程度足も動かせるし、背もたれもしっかり後頭部まで確保されている。
乗り降りも観音開きドアの恩恵でしやすい。

社外パーツはあんまりない

当たり前なんだけど86は2012年登場、エイトは2003年登場ということで社外パーツの量は圧倒的に86のほうが上。
選ぶ楽しみは圧倒的に86のほうが上だった。

超気を使ってメンテナンスするようになった

ロータリーエンジンという特殊すぎるエンジンなのもあってメンテナンスは86の10倍くらいは気にするようになった。
オイルは3000キロごと厳守だし、冷却水や点火系なんかも一般的な車に比べたら頻度高く交換は必要。

RX8を購入した感想

いいところも悪いところも含めて紹介したけど、とにかく気持ちのいいエンジンと旋回能力、そこそこの実用性で買って本当に満足している。

もちろんメンテ代は86よりもかかるし燃費もひどいとリッター6キロを割ることもあるけれど、
そんなのを吹っ飛ばしてくれる楽しさがロータリーエンジンにはあるから人生で一度は乗ってみてもいいかもしれない。

日常に非日常を加えてくれる

総じて、エイトは「日常に非日常を加えてくれる」車だと思っている。
日常使いできる十分な車高と積載能力、観音開き4ドアに裏付けされた実用的な後席は「日常」に寄り添っている。

しかし運転席に座ってノブを捻った瞬間、ロータリーサウンドの快音と共に非日常が訪れる。
どこまでも回るエンジン回転、クイックに曲がるコーナリング、気持ちよく入るシフトフィールはまさに非日常だ。

搭乗者の日常に寄り添いながらも、非日常を届けてくれる。そんな車。

愛車を持てる幸せ

これはエイトに限らずだけど駐車場にとめて車から離れるとき、何回も振り返って自分の車見ちゃう。
コーヒー買って自分の車に戻るとき、「あの車かっこいいなぁ…」「俺のか」みたいな脳内やり取りを何回もしちゃう。

あと信号待ちしてるとき、歩道にいる小さな子供が指さしてガン見してくれると嬉しい。

しみじみといい車だなぁ、と思ってしまう、そんな魅力がこの車には詰まっている。

RX8の維持費

RX8の維持費はこちらにまとめている。

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