
納車時に履いていたタイヤが21年製で、年式的にも溝的にもそろそろ限界ということでタイヤを新調した。
タイヤなんてどれ使っても同じ。違いわからん。
と思っていたんだけど車高調をつけるということでタイヤも良いものを、という整備士の勧めもあり1本約5万もする高級国産スポーツタイヤを履いてみた。
(車高調は未取り付け、先行してタイヤだけ交換した)
特段サーキットは走らない街乗りのみの一般サラリーマンである俺がスポーツタイヤをレビューしてみる。

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この記事の目次
アドバン ネオバ AD09の特徴

最初にアドバン ネオバAD09の特徴をまとめると下記のとおり。
- ヨコハマタイヤのフラッグシップモデル ADVANブランド最高のストリートスポーツタイヤ
- 高い直進安定性とコーナリング時の高いグリップ力
- 左右非対称のトレッドパターンでドライ・ウェット両対応
- 前モデル比較で剛性アップ
- ホビータイヤ戦略により性能に対して安く手に入る
- ADVANのブランド力、所有する優越感
ヨコハマタイヤのフラッグシップシリーズのアドバン、その中でもストリートスポーツ用に位置付けられたネオバはまさに妥協のない性能。
そして性能だけでなくブランド力もピカ1で、タイヤ側面にドカンと入ったADVAN NEOVAのロゴが最高にかっこいいし目立つ。
ADVANブランドの中ではナンバー2のスポーツ性能

NEOVAはアドバン製品の中でも2番目のスポーツ性能。
最上級のA052はサーキット用の位置づけなので、街乗り+スポーツだと実質NEOVAが最上級となる。
ネオバ以外に検討候補だったタイヤ

ちなみにネオバ以外に検討候補だったのは下記3つ。
- ヨコハマ ADVAN APEX
- トーヨー PROXES Sport2
- ミシュラン PILOT SPORT 4 S
上記とネオバとで価格を比較すると、アドバンAPEXがもう少しストリート寄りで、
プロクセススポーツ2、パイロットスポーツ4Sとネオバがスポーツ志向。
ADVAN NEOVAはホビータイヤ戦略で割引あり

ちなみにADVAN NEOVAはヨコハマタイヤが打ち出す「ホビータイヤ戦略」の対象になっており、量販店の店頭で購入すると割引が入る。
ホビータイヤ戦略というのはアジアンタイヤの台頭に伴って打ち出された戦略で、
国産タイヤ=高いというイメージを脱して、ホビータイヤ=趣味性の高いタイヤをなるべく安く手に入るようにすることで国産タイヤを使ってもらおう、というもの。
これによって4本17万+工賃で購入することができた。
候補のタイヤの中でもかなり安く、何ならランクが1つ下のADVAN APEXよりも安かったのでNEOVAを選んだ、という経緯。
正直高いのは否めない

冷静に考えてほしい。タイヤ4本17万は正直めっちゃ高い。びっくりした。
アジアンタイヤなら安いのたくさんあるだろって気持ち、すごくわかる。
趣味の車なんだしいいタイヤを経験しておくのは悪くないかなって思って頑張って買った。
けどこの値段で挫折する人は確かにいるだろうなという価格ではある。
そもそも19インチが高い
というかそもそも19インチタイヤが高い。18インチとの価格差がやばい。
ネット通販価格で比較するとその差約4万。えぐすぎ。


素人でも違いの分かるADVAN NEOVAの走行性能

店から出て国道を加速した瞬間に明らかに違った。
まず気が付くのがハンドルを通して伝わってくるノイズの粒感の違い。
アスファルトに埋まっている石の1つ1つの振動が、今までの半分くらいに減ったような感じ。
滑らかに路面を滑っていく。
言うまでもないアドバン ネオバ抜群のグリップ力

慣らし50キロを終えて高速に入っていくと、いよいよネオバが真価を発揮し始めた。
驚いたのはそのグリップ力で、コーナーでは地面をがっちりと掴んで離さない抜群の安定を感じる。
今までは正直怖かった速度・角度のコーナーも、まるでレールの上を走っているかのようにスッと曲がっていく。
ハンドルの曲げに対して本当に素直に車体がついてくるようになった。
コーナーの遠心力の怖さが明確に減った。
安定感のある足元は直線加速もがっしりと支えてくれる

もちろん直進加速の安定感も最高で、地面を掴んで蹴りだすような加速を誇張抜きで感じる。
「エンジンのパワーがダイレクトに地面に伝わる~」とか車のレビュワーが言っているのを聞いたことがあるけれど、
こういうことかと素人の俺が実感できるくらいにはダイレクト感を感じた。
何より加速が全く左右にぶれない。
前のタイヤでも別にアライメント狂っていたとかそういうのは全くなかったんだけど、
安心感というか支えられている感のようなものがプラスされた感じ。
ロードノイズは全然気にならない

スポーツタイヤの宿命であるロードノイズについては全く気にならなかった。
というのもコンフォートタイヤを履くような車は基本的にハイブリッドなどでエンジン音が少ないか、
キャビンの静粛性に振った設計の車が多いゆえにタイヤのノイズが目立つんだけど、
NEOVAを履くような車は基本エンジンがうるさい車ばかりなのでロードノイズなんて多少あっても気にならない。
比較対象が21年製のタイヤだからゴムが硬化してたんじゃねーかってこともたぶんある。
NEOVAのノイズは思っていたほど気にならなかった。
ADVAN NEOVAの最高な見た目
何よりADVAN NEOVAは見た目が最高。
左右非対称で溝の少ないスポーツ感あふれるトレッドパターンがまずかっこいい。

圧倒的にかっこいい側面デザイン。俺はNEOVAを履いているぜと主張するロゴが最高。

遠くから見てもネオバだとはわからない
めっちゃかっこいいネオバだけど、残念ながら遠くから見てもタイヤがネオバなのはわからない。
近づかないとわからない。でも確かにネオバを履いている、その満足感だけで十分。

NEOVAは自己満足

あと「NEOVA履いてるんだよね~」と言って「おぉ~」となるのは一部の車好きだけ。
世の中の大半の一般人はそもそもNEOVAを認識していない。
そしてさっきからべらべらと語っている走行性能や乗り心地も、車好きじゃない妻には全く伝わってなかった。
普通に生きていてNEOVAでドヤれる機会は車のイベントや大黒PAにでも行かない限りはたぶん来ない。
走行性能も結局自分しかわからない。
つまりはその値段に見合うかどうかの価値を見出せるかはどれだけ自己満足できるかでしかない。
心配:溝の減りが早いらしい

一点心配なのは溝がめっちゃ減るらしいということ。
溝が減るというのはそれだけ地面をしっかりグリップしているということの裏返しでもあるので仕方ないことではあるんだけど、
街乗りしかしない俺にとってはタイヤの摩耗は死活問題。
この辺りは使っていくうちに実態を改めてレビューしようと思う。
基本的には大満足。間違いなくおすすめだが値段が欠点

以上がADVAN NEOVAの購入レビュー。
装着60キロ程度走ったレビューとしてはスポーツカーユーザーであれば間違いなくおすすめできるタイヤ。
自分しかわからないけど確かに走行性能も見た目も素晴らしいものがあった。
正直4本17万は高い。
けど確かにその価格に見合った楽しさと満足感は届けてくれる。